もくじ
蛍草第三話を見た感想
第三話 あらすじ
かどわかしにあった風早家の子供たちを助けた菜々でしたが、その直後、奥様の佐知さんが倒れてしまいます。
相当病が重くなっている様子です。
風早家の当主市之進さんも普通の農家の娘が(庄屋の娘とは言え)浪人を一撃で倒せるはずがないと思うものの、「何か事情があるのだろう」と深くは詮索はしません。
そして佐知さんは命が終わろうとしていました。
佐知さんは菜々に「妹のように思っていました。」と言われ、感極まった菜々は自分の出自を隠していたことを恥じ、武家の出であったことを告白するのです。
それを聞いて佐知さんは「女は命を繋ぐのが仕事です。旦那様と子供たちを守っておくれ」と菜々に頼むのです。
この頃には私の涙腺崩壊、やや号泣です。
そしてしばらくして、佐知さんはこの世を去ります。
家族に見守られて、お亡くなりになりました。
菜々ちゃんも号泣。清原果那ちゃん上手です。その姿に私は号泣。
佐知他界より2か月ほどたったころ。武家の男性がやもめ暮らしというわけにはいかないのか、意地悪な親戚が「よい縁談がございますのよ~~!」と市之進さんにやってきましたが、市之進さん「まだ妻をなくして間もない故、縁談は考えられません」とはっきり返答します。
かっこいい!!
そして赤坂村の菜々のおじさんといとこの宗太郎がやってきて、菜々に求婚します。
なんという急展開。
まぁでも菜々ちゃんも推定17歳くらいなので、当時としては当たり前なんですよね。
市之進さんもそれをきいて宗太郎の人柄を見た上で、よい縁談だと思う事を告げるけど、佐知さんとの約束が胸にある菜々ちゃん。
そしてお城の中では風早市之進さん、窮地にたたされます。
その裏には轟平九郎が暗躍しています。
嫌な奴平九郎!!
ややネタバレ感がありますが、今回はこんな感じです。
陰の首謀者登場
日向屋孫右衛門が登場します。
本田博太郎さんがしっかり悪人面で登場します。
本田博太郎さん、朝ドラ「べっぴんさん」で主人公のお父さんのお兄さんの役で出演されていました。
それが最近のドラマでは印象深かったです。
わりと悪人役が多いような。
今回も裏で暗躍する金に汚い商人を演じています。
轟平九郎と風早市之進の意外な関係が見えてきます。
轟平九郎と風早市之進のこの二人は実は親戚なんですね。
親戚とはいえ轟は日向屋に育てられた庶子だったので、親戚というより憎しみ深い相手という目で市之進さんを見ています。
あぁ…市之進さん、足をすくわれそうじゃぞい!!
江戸時代の庶子の立場。
今でこそ、婚外子にも相続などの権利を認めてますが、ほんの20年ほど前までは正当な相続人として認められず、同じ遺伝子を持つ兄弟であってもその差は雲泥でした。
なので、武家の庶子などは結局は母親の身分次第で、その家の女中が家の旦那の手が付き妊娠出産しても、結局は召使同様の扱いしか受けないこともありました。
そのあたりはその家の旦那だけではなく、奥様の胸三寸的なところもありました。
そしてその家での扱いは良かったとしても、外で「あいつの母親は女中だ」といわれのないレッテルをはられるということもよくあったことのようです。
だからというわけではないですが、轟の気持ちや心情はそれなりに推察できた回でした。
次回の動向は?
次回はいよいよ、市之進に魔の手が…。
どうなるのでしょう!!
はらはらです。
次回が待ち遠しいです。