もくじ
蛍草「第7話」を見た感想
第7話のあらすじは
全てを失った菜々ちゃんです。
心機一転新しい奉公先をさがすつもりでした。
お骨さんの借家からでていくと言いました。
それを聞いたお骨さん、「私にまかせときな!楽で高給な奉公先さがしてやる!」
といってくれます。
お骨さん、心強いっす!!
一方江戸では…。
市之進さんと柚木さんがいました。
相変わらず市之進さんは牢屋のなかです。
柚木さんがいいます。
「お前が罪を認めるとは思わなかった。下されたお沙汰は親戚筋能登村岡家預かり。これでは流刑と同じだ。生きてはかえれない!」
それを聞いた市之進さんは
「私が罪を認めなければ、国元にいる子供たちや、その世話をしてくれている女中が危なかったのです。」
と告白します。
そこで柚木さん憎々しげに「轟か!!」といいます。
「その女中はあの安坂長七郎殿の娘にございます。」と市之進さん。
それを聞いて柚木さんは呆然とします。
「…己の命を顧みず、すくったということか!?」
そこで市之進さんのお願いがはじまります。
「菜々に害の及ぶことがなきよう、どうかどうかお見守りいただきたく…。」
と深々と頭をさげます。
それを聞いて柚木さんはお殿様と前のお殿様に市之進さんの事を願い出ます。
でも柚木さんの願いでは聞き遂げられず、柚木さんの悔しそうな顔が私たちの歯がゆさを伝えれくれます。
菜々ちゃんの新しい生活について着々と進んでいるとき、そこへだんごべえさんがやってきます。
「風早殿の恩赦はなかった。」
という衝撃の事実でした。
もうここへはもどってこれまい・・・とだんごべえさんの顔が痛々しいですし、菜々ちゃんの顔がこれまた…なんともでした。
驚いて菜々ちゃんは、お子様方を連れて行った雪絵さんのお家に向います。
そこには憔悴した雪絵さんの姿が…。
「私はだまされたのです、轟という男に…。」
そして菜々ちゃんに言います。
「だんなさまは雪絵様とお子たちのために断腸の思いで罪をおみとめになったのに…。」
それを聞いて「市之進さまは、誰のためではなく、あなたの命を守りたかったのです。」
と雪絵さんも告白します。
「わたくしは風早さまのお命を守りたかった」
雪絵さんの悲しげな顔…。
それを聞いて、帰り道市之進さんと過ごした日々を思い出します。
自分はどうするべきなのか…。そう自問する菜々ちゃん。
そして立ち尽くす菜々ちゃん。
その後覚悟の顔が印象的です。
その夜だんごべえさん、お骨さん、死神先生、ラクダの親分、桂木さんを前に菜々ちゃんは告白します。
「私が御前試合にでて、轟に一矢むくいたいのです。」
その告白に一同が呆然とします。
御前試合は男性しかでられないからです。
ラクダの親分はだんごべえさんに代わりに出させたらいい!といい、だんごべえさんは試合の行司役ででられず、桂木さんが立候補するも、ラクダの親分がだったら自分がでる!と菜々ちゃんの危機回避に頭をひねります。
でも、それを聞いて菜々ちゃんは苦渋の顔を見せつついい放ちます。
「私で無ければだめなんです!!」
またまた一同息を飲みます。
それで菜々ちゃんの告白がはじまります。
「轟は私の父の仇なのです。父は轟と日向屋の不正を暴こうとして無念の死をとげました。また旦那様も轟にまつわる不正をただそうとしておられました。不正の証は旦那様をすくうために父が私にたくしたものだったのだと思えてなりません。」
そこで菜々ちゃんはだんごべえさんに
「安坂長七郎の娘として仇討の手配をしてください。」
と願います。
それを聞いて一同心配して、やめるように説得に入ります。
なぜなら仇討は真剣での勝負だったからです。
真剣ですることもはもちろん、死ぬ覚悟も出来ている菜々ちゃん。
「安坂長七郎の娘として、父と旦那様の無念を晴らしたいと、そう申しているのです。」
そうきっぱり言い放ちます。
その覚悟の決意を聞いて一同は、止めるのは無理な事をさとります。
お骨さんだけは「武士の娘だろうが、しんじまうよ!そんなことしたら!!」といいます。
お骨さん、いい人です。
それからだんごべえさんによる剣の特訓がはじまります。
そして真剣のを手渡されます。
腰にさすようにいわれて、腰につけた菜々ちゃん。
そして抜刀します。
意外に重く、構えの形から振り下ろすようにいわれます。
ところがその重さに怖いと実感する菜々ちゃん。
緊張もあるのか、手の汗で滑りそうといいます。
それが真剣の重みだとだんごべえさんに言われます。
そして
「勝負を決めるのは技ではない。強い心。心胆だ!」
とだんごべえさんにいわれます。
剣のけいこを終えて、帰ろうとする菜々ちゃんに待っている人がいました。
赤村の宗太郎さんです。
菜々ちゃんが出した文に野菜はもう必要なくなったことが書いてあったのに、仇討ということも知っていて、なぜそんなことになったかと聞きます。
両親のためか?だんなさまのためか?と宗太郎さんは聞きます。
菜々ちゃんのことを思っている宗太郎さんにはつらい質問だったでしょう。
それを聞かれて菜々ちゃんは
「私自身のためよ!だんなさまはの小さな花を受け止める方なの。だから私もだんんさまと同じく真っ直ぐに生きるために今やらねばならないことをやりたい」
と言います。
宗太郎さんは
「死ぬなよ…。」
と言い残して去っていきます。
どんな気持ちだったんでしょうね…。
その頃お城では、お殿様と前のお殿様と轟、日向屋の4人が集まっていました。
仇討を願い出た菜々ちゃんのことを話していました。
お殿様は菜々ちゃんと轟仇討の結末が見えているので、やめさせたいと思っていますが、日向屋、轟はこれを機会に一掃してしまいたい気満々で、お殿様を言いくるめてしまいます。
仇討前夜、菜々ちゃんが準備をすすめていると、そこへお亡くなりになった奥様佐知さんがあらわれます。
佐知さんは菜々ちゃんを心配しているようすです。
仇討を母親が望んでいるかと聞かれて
「武士の誇りとは、自らの信じる道を進むことだと悟りました。」
というと佐知さんは消えてしまいました。
仇討当日です。
白装束をまとった菜々ちゃんにはある秘策がありました。
それは試合の行方ではなく不正の告発でした。
父の残したもの、武士のほこりをかけて菜々ちゃんの運命は・・・。
長くなりましたが、最終回はこんな感じでした。
そして原作はこちらです。
最終回、感想
菜々ちゃん、ハッピーエンドでした。
清原加那ちゃん版、水戸黄門てきな??
蛍草を見て思ったのは、信念を貫くことの大切さです。
そして正しい事を、自分の信じた道を進むことの大切さを教えてくれたドラマでした。
今の世の中正しいからとしていても、認められなかったり、理不尽な扱いを受けたりっていうことはたくさんあると思うのです。
でも、人の喜ぶことや、助かること、人のためになることをしていたら、気持ちのいい日を過ごすことができるのではないかと思っています。
私にも娘がいますが、生きにくくない程度で信じる道を進んでほしいなと思っています。
蛍草が終わって
蛍草ロスがとまりません。
来週からこの話の続きがみられないかと思うとさびしいです。
NHKからDVD発売されています。
見逃した方はDVDもありかもしれません。
気になる女優さん
雪絵さんのお家の女中さん、この方すごく存在感がありました。
「天野はな」さんとおっしゃるのかな?
ちょっとしか画面にでていないのに、存在感がありましたね。
これから有名になっていかれるのでしょうか。
では「蛍草菜々の剣」終了でございます。